2020年に娘を出産し、現在は1歳4ヶ月になりました。
私にとっては初めての妊娠・出産でした。
妊娠前は早く子どもが欲しかったし、妊娠が分かったときは本当に幸せで我が子に会えるのが楽しみでした。
それでも、私は産後にメンタルが何度も不安定になり、「いなくなりたい」「消えたい」と考えるようになってしまいました。
今思えば、”産後うつ”だったのかもしれません。
今回は、私と同じように産後のメンタル不調に苦しんでいる方に、少しでも寄り添えたらいいなぁ…という思いから、記事を書くことにしました。
自分でも思い返すと胸が苦しくなるので、ところどころ夫を登場させて、暗くなりすぎないようにしたいと思います。笑
夫です、よろしくお願いします!
産後にメンタルが不安定になった要因
何度もメンタルが不安定になるといっても、私は本来は基本的に元気で明るい性格なんです。
パパとも、どうでもいいことでよくふざけ合ってるよね♩
見せられないくらいひどい会話だよね…笑
そんな私でも、様々なきっかけがあって自分ではどうしようもできないくらい、急に気分が落ち込んでしまうことが何度もありました。
メンタルが不安定になったときの状態
- とにかく気持ちが沈む
- 一度気持ちが沈むと、なかなか元気になれない
- 疲れているのに夜眠れない、眠りが浅い
- 何をしても笑顔になれない、笑顔になるのがつらい
- どんどん涙が流れてくる
- 「いなくなりたい」「逃げ出したい」「消えたい」ということばかり考えてしまう
産後はホルモンのバランスも崩れてしまいますし、誰しもが多かれ少なかれメンタルが不安定になりがちだと思います。
ここからは、これまでの子育て期間を振り返ってみて、自分はなぜこんなにメンタルが不安定になっていたのかを客観的に考えてみました。
初めての育児なのに、コロナ禍真っ只中だったこと
私が娘を出産したのは、2020年の夏です。
妊娠中から、コロナ禍真っ只中だったね。
妊娠が分かったときは2019年だったので、こんな世の中での妊娠・出産・育児になるなんて想像もしていませんでした。
これまでコロナ禍で子育てをしてきてつらかったのは、
- 頼りたいときがあっても関東に暮らす家族を呼べず、全部自分たちで解決しなければいけないこと
- 家族や友人にまったく会えず、ストレス発散ができないこと
- 娘を感染から守るため、常に気を張っていること
- 家族に娘の成長を直接見せられないこと
- 自治体の健診内容やイベント内容が縮小されること
- お出かけがなかなかできず、娘にたくさんの経験をさせてあげられないこと
- 制限ばかりの生活で、娘の発達に今後問題が出てしまうのではと不安が拭えないこと
でした…。
このつらさや苦しみは、現在もあまり変わらないよね。
コロナが多少落ち着いたとはいえ、難しいね…。
一度これらのつらさを考え始めてしまうと、どんどん悪いほうにばかり考えが及んでしまって、持ち前のマイナス思考・ネガティブ思考を発揮しまくりでしたね…。
誰もが未経験のこの非常事態。
何人目の子どもであっても大変なことには変りないと思うのですが、私にとっての初めての育児は、このコロナ禍においては本当に本当にハードモードです(現在進行形)…。
とにかく寝不足だったこと
いろんなママさんの体験談などを見ると、娘は低月齢の頃から比較的よく寝るほうだったのかな?と思います。
完母でしたが、3ヶ月頃から夜通し寝ることも多いような子でした。
それでも、娘は寝言泣きが多くて…。泣
寝言泣きの度に起こされ、娘が落ち着くまでトントンをして、そうこうしているうちに自分は目が覚めてしまって、もう一度寝るのが難しくなるという日々が続きました。
ピークは7~8ヶ月頃。
毎晩のように寝言泣きがひどく、娘は再び寝入ることができず完全に覚醒してしまい、深夜に2時間くらい起きたまま…ということが増えました。
振り返ってみても、育児で一番つらかった時期かもしれない…。
毎日、夜が来るのが怖かった…。
睡眠不足のせいで…
- 疲れが取れず、むしろ溜まっていく
- 頭が回らない
- 夫にきつくあたってしまい自己嫌悪
- 自分を責めてしまう
とにかく何もかもがうまく行かず、すべてが悪循環でした。
妊娠前は、休みの日は夜更かししたり、朝も好きなだけ寝たり、というような自由な生活を送っていた私たち夫婦。
眠れないことがこんなにもつらく、精神的に追い詰められてしまうことなんだと産後に強く実感しました。
ママはしっかりした睡眠をとれないと、壊れちゃいます!!
娘を危険な目に遭わせてしまったこと
娘が2ヶ月半頃のこと。
日曜日に夫と娘と三人でベビーカーでお散歩に行こうとしました。
その際に私の不注意で、ベビーカーに乗った状態の娘がマンション外の3段の階段からベビーカーごと落ちてしまいました。
幸いにも娘は少し泣いただけで、ベビーカーを起こしたときにはいつもどおりでした。
あのとき、ベビーカーのシートベルトをしていなかったら…と思うと、
本当にゾッとします。。
ベビーカーのシートベルトとクッションに救われたね。
日曜日だったので、念のため救急病院に行って診てもらったりもしました。
病院から家に帰り、一旦落ち着いたときの私の頭の中はというと…
なんでこんなことをしてしまったんだろう。
私はなんて最低な母親なんだろう。
こんな思いでいっぱいになっていました。
このことがきっかけで、私は自分の育児に対してどんどん自信を失っていきました。
それまでで少しずつ掴んできた私なりのお世話のペースも、「これって本当に合ってる?」「全然泣き止まないけどどうしたらいいか分からない…!」などと時間がかかるように。
娘に怖い思いをさせてしまった罪悪感から、娘に話しかけたり、笑いかけてあげたりするのもつらかったです。
なんというか…娘の存在が怖くなってしまった感じです。
娘がベビーカーに乗ったまま階段から落ちるときの光景が頭から離れなくて、思い出すと気持ち悪くなることも続いたな…。
メンタルが不安定にならないための4つの対策
あまりにも何度もメンタルが不安定になるので、夫には本当にたくさんの心配をかけてしまいました。
心療内科を受診することも考え、実際に予約の電話もかけたのですが、何軒か電話しても予約がいっぱいで数ヶ月待ちの状態…。
このコロナ禍で、どれだけ多くの人が苦しんでいるのかが窺えました。
なので、現在までに心療内科を受診してはいません。
それでも、少しずつ気分が沈んでしまう頻度は減ってきました。
そのために、私がやってきたことをご紹介します。
①ポジティブな日記を書く
日記を書くことは、夫が勧めてくれました!
ママに元気を取り戻してほしくて、色々調べたよ!
夫が提案してくれたのは、その日の良かったことや嬉しかったこと、楽しかったことなどを3つ記録していくことです。
このようにポジティブな日記をつけていくことで、気持ちが前向きになり良い方向に進んでいく効果があるそう。
私は即雑貨屋さんに行って、可愛いノートを買いました。
そしてその日から日記を始めたのですが、すぐに普通の日記に路線変更してしまいました…。笑
ポジティブなことを3つ記録するだけじゃ、物足りなくなっちゃったよ!
…。
それでも、できるだけ内容はポジティブになるように心がけています。
たとえネガティブなことを書く場合でも、あとから振り返ったときに気分が暗くならない・胸が苦しくならない表現にすることがポイントです!
②自治体の窓口に相談する
前述のとおり、娘が7~8ヶ月の頃私の寝不足問題が深刻になりました。
あまりにもつらくて、毎日夫が仕事から帰ると訳も分からず泣いていました。
あのときは泣いてばかりで本当にごめんね。
話を聞いているこっちも、つらかったなぁ…。
このままではだめだと思い、勇気を出して区役所の相談窓口に電話をしてみました。
私は終始泣きながら相談していました。
はじめは寝言泣きがひどいことによる寝不足問題を相談していたのですが、話していくうちに、他のいろんなつらいことをつらつらと話し続けていました。
電話口の保健師さんは、ずっと優しく話を聞いたりアドバイスをしてくれたりしました。
保健師さんとの会話の中で、私が今でも忘れられないのは、
よく8ヶ月も、ご主人と二人だけで頑張ってきたね。
ということばをかけてもらったことです。
このことばがきっかけで、
自分のことを責めてばかりで何もできていないと思っていたけど、
私ちゃんと頑張ってるんだ…。
こんな風に、考えられるようになったんです。
第三者から「頑張っている」と言われたことで、少しずつ、自分のことを認めてあげられるようになりました。
口に出して、「私はよく頑張っている」って言ったりもしています!笑
毎日娘を生かしててえらい!すごい!
あらゆるハードルを下げて、甘々な評価をし合う夫婦です!笑
このように、第三者である自治体を頼って何かアドバイスをもらったり、話を聞いてもらったりするだけでも、気持ちが回復することがあります。
不安定さが深刻になる前に、活用できるといいのではないかと思います!
③自分が許せる範囲で手を抜く
自分でいうのも変なのですが、私はまじめで完璧主義な性格です。
この性格が災いして、たとえば離乳食に関してもちゃんとやらなきゃ!という意識が強かったです。
離乳食開始時期の取り組み方
- 1週間分の献立を考えてノートにまとめる
- 週末に一気にストックを用意する
- ストックは1グラム単位できっちりと計る
- アレルギーになりやすい卵は超慎重に、卵黄耳かき1杯から1日おきに与える
- 可能な限り、ベビーフードには頼らず手作りを心がける
…今思えば、そもそも耳かき1杯とかどういうこと!?笑
このときはインスタで見るようなすてきな離乳食に憧れていて、私も娘のためにしっかりした食事を出せるように頑張らなきゃ!という風に思い込んでいました。
でも、ちゃんとやろうとすると土日どちらかは潰れてしまうし、夫も巻き込んでしまうし、休日なのに楽しめない…ということが続きました。
もう少し手を抜いて、ベビーフードに頼ったりしない?
とはいえ、私には私の進めたいやり方があるよ!
こんな感じで、離乳食はちゃんと取り組まなきゃいけないという概念をなかなか捨てきれずにいました。
幸い娘は生まれたときから母乳を良く飲み、離乳食もしっかりと食べるので、ずっと成長曲線が上のほう(たまにはみ出すくらい)でした。
そのため、ちょっとくらい折れるか…といった感じで、まずはグラムを計るのをやめてみたんです。
結果、ちょっとくらい量が多くても少なくても、娘にとっては大きな問題ではないということが分かりました。
このことがきっかけとなり、離乳食に対しての張り詰めた気持ちが和らいでいったと思います。
そこからベビーフードもあげる機会が増え、以前より抵抗がなくなっていきました。
今では毎日何かしらベビーフードを活用しています!
ベビーフード様様…!
それでも、ちゃんと手作りのものを食べてもらいたいという気持ちももちろんあるので、できるときにはまとめてストックを用意したりもしています。
自分の中で、手を抜きたくない部分・手を抜いてちょっと楽をする部分を両立させることで、離乳食に対する負担やハードルを下げるようにしています。
手抜きしすぎることで「ダメな母親…」と自分を責めない程度に、手抜きをしてます。笑
ーお願いー
ここでは離乳食にベビーフードを使うことを”手を抜く”と表現していますが、使うことをマイナスに見ているわけでは全くありません。
私の目線で私自身を見た場合の表現となります。
私自身ベビーフードを多用しており、日々助けられています。
ベビーフード及びベビーフードを使っている方を揶揄する意図はございませんので、ご理解いただければと思います。
④自分が没頭できることを見つける
自分の生活が子育てで100%占められてしまうと、そこが行き詰ったときに逃げ道が無くなってしまうことを実感しました。
何か趣味とかできたらいいよね。
何かないかな~…。
そんなとき、それまで使っていたパソコンが壊れてしまうという事件が起き、新しいパソコンを買うことになりました!
この新しいパソコンを手に入れ、何か趣味として始められるものを調べているうちに、私は”ブログ”に出会いました。
ブログをやってみたい!と思った日から、いろんなことを調べたり契約したり登録したり…。
やることがあまりに多くて、あっという間に時間が過ぎていくんですよね!
それまで娘のお昼寝時間や夜寝た後の時間は、ダラダラとスマホをいじったりゴロゴロしたりして、今思えば無駄に過ごしていたのかな、と思います。
でも、ダラダラゴロゴロ、今も大好きです♩笑
ずっと、あまり趣味という趣味がなかった私ですが、今ではブログという没頭できる趣味に出会うことができました。
娘と向き合う時間以外に、自分にとって大切だと思える時間を過ごせるようになった今、以前よりも充実感を得られています!
前よりもずっとイキイキしてるように見えて安心だよ!
まとめ
今回こうやって、自分が本当につらかったときのことを振り返り向き合っていると、胸が苦しくて押しつぶされるような思いでした…。
夫や母親以外には、つらくても中々吐き出せないんですよね。
自分がつらいときに、周りに助けを求めるのが苦手です…。
でも、いつまでもメンタルが不安定になっては元気になって、またボロボロになって…を繰り返してしまうのも嫌です。
今回対策でお伝えしたような、家族や周りに助けを求めたり、自分で積極的に行動したりということはこれからも意識していきたい点です。
私全然できてないな…。
他のママさんはあんなにちゃんとしてる…。
あのママさんのように、もっといい母親にならないと…。
こんな風に考えてしまいがちな私ですが、今後は人と比べることはせず、自分自身を認めながら娘と一緒に成長していけたらなと思っています。
いつも支えてくれるパパへも感謝の気持ちを忘れずに…!
いつまでもくだらないことで笑い合える家族でいましょう!
これまで何度もメンタルが不安定になり、ボロボロな状態になっていた私でも、今は当時よりも元気にイキイキと過ごすことができています。
同じように苦しんでいる産後のママさんも、この記事を読んで少しでも気が楽になったり参考になっていただけていたら、とても嬉しいです。
最後までご覧くださり、ありがとうございました。