結婚式、新婚旅行が終わって落ち着いたし、そろそろ妊活について考えたいな…
結婚にまつわるイベントが落ち着いたころ、私たち夫婦の話題は家族の将来のことが中心となっていました。
28歳で結婚した私たちは、「32歳までに2人子どもが欲しいな…」という希望が一致しており、年齢から逆算して早々に妊活をスタートしました。
しかし、実際にはすぐに妊娠に繋がらず、不妊治療のためクリニックに通うことになりました。
そこで今回は、妊活を始めてから妊娠するまでに私がやってきたことを経験談としてご紹介したいと思います。
多嚢胞性卵巣症候群:クリニックでの治療編
私は元々生理不順で、結婚前は低用量ピルを服用し生理周期を整えていました。
結婚後、引っ越した先のクリニックで診察を受けたところ、多嚢胞性卵巣症候群と診断されました。
多嚢胞性卵巣症候群とは?
多嚢胞性卵巣症候群(polycystic ovary syndrome、略してPCOSやPCOと呼ばれます)は、1)月経が不順である、2)卵巣に小さな嚢胞(卵胞)がたくさんある、3)男性ホルモンが高くなるなどホルモン値のアンバランスがみられる、の3つが揃うと診断されます。定期的な排卵が起きないため、不正出血が起きたり、無月経や月経不順になったりします。このような排卵障害のために不妊の原因にもなります。
一般社団法人 日本内分泌学会
クリニックでは、妊娠希望であればすぐに治療開始することを勧められましたので、そこから私の不妊治療がスタートしました。
私が実際に行った治療はこの3つ
- ホルモン製剤・排卵誘発剤の内服
- 排卵誘発剤の注射
- 卵管造影検査
これらの治療とタイミング法を並行して進んでいきました。
私が行った3つの治療について、ひとつずつ説明していきます。
①ホルモン製剤・排卵誘発剤の内服
ヒスロン・プレマリン・クロミッドの3種類の薬を内服していました。
半年ほどの期間飲み続けましたが、排卵しそうなところまではいっても排卵しづらい…といったことが続きました。
「そう簡単にはうまく行かないかな…」とある程度覚悟していたので、そんなにショックは受けませんでした。
②排卵誘発剤の注射
①の内服ではなかなか効果が見られなかったため、内服と並行して排卵誘発剤の注射もしました。
注射と聞いて、普通に腕に打つものかと思いきや…。
ベッドにうつ伏せになり下着を少し下ろしてください。
え!?
なんと、私が通っていたクリニックでは、お尻に注射を打たれました…!
今後お尻に注射を打つなんて経験はないと思うので、今となっては貴重な思い出です…。笑
こちらの注射は、1周期で3回打つというサイクルを3周期ほど続けました。
この注射により排卵はしやすくなりましたが、排卵痛がかなり強くなりました。
仕事中も痛みで集中できず、フラフラしてしまうときもあったな…。泣
③卵管造影検査
①・②を経ても妊娠に至らなかったので、医師から卵管造影検査を勧められました。
卵管造影検査とは、卵管の通りが詰まっているなどの異常がないか、造影剤を注入しレントゲン撮影をして確認するものです。
この検査は噂には聞いていたものの…
本当に痛すぎるっっ!!!泣
痛みで自然と声が出るなんて、大人になってからあまり経験がなかったです…。
あまりに私が痛がるので、医師からは「今日は一旦止める?」と聞かれたりもしましたが、最初の処置からこんなに痛かったのに、また別日に最初からやり直すなんてもっと無理!
なんとか痛みに耐えて、検査を終えました。
出産の痛みに比べたらこんなの大したことない…!と考え、必死で乗り切りました。汗(実際比にならないくらい出産のほうが苦しかった…)
検査結果は異常無しということだったので、引き続き同じ治療方針で進んでいくことになりその日は帰宅しました。
私の場合卵管に異常は無いことが分かりました。
それなのに、どうして妊娠できないんだろう…。
そんな風に沈んだ気持ちで過ごしていましたが、この検査直後の周期ですぐ妊娠が判明したのです!
なんでも、卵管造影検査後半年ほどは『ゴールデン期間』とも言われていて、妊娠の確率が上がる場合があるようです。
私の場合、医師からは「詰まりは元々無かったけど、造影剤により卵管の通りが良くなったことも一因かもしれない」と言われました。
本当に痛くてつらかったですが、この検査がなければ妊娠していなかったかもしれないので、私は検査を受けて心から良かったと思っています。
多嚢胞性卵巣症候群:日常生活編
多嚢胞性卵巣症候群は、はっきりとした原因は分かっていないとされています。
とはいえ、クリニックでの治療以外に日常生活でも自分で改善できるところがあれば見直したい!
そこで、私が実践していたことをご紹介します。
飲食物
- 禁酒をする
- ルイボスティーを飲む
- 葉酸サプリを摂取する
その他
- 楽しみな予定を作る
- ジムに行って運動不足を解消する
- マイナス感情は溜め込まず吐き出す
禁酒をする
もともとお酒はたくさんは飲めないですが、飲むのは大好きだった私。
妊活前は夫とよく飲みに行ったり、自宅でも遅くまで二人で飲んだりしていました!
ですが、妊活を意識してからは一切のお酒を断ちました!
理由は、
- 妊娠に気づかず飲酒していたらと思うと怖い
- 内服薬を処方されていたため、お酒によって悪影響があったら困る
という考えがあったからです。
お酒でストレスを発散するタイプではなかったので、私の場合はまったく問題はなかったです。
この名残からか、産後の現在断乳してからもお酒を飲みたいという気持ちが湧いてきません…!
ルイボスティーを飲む
妊活前からですが、季節に関係なく毎日ホットのルイボスティーを飲むことが日課となっていました。
仕事の日も水筒に入れて必ず持っていくようにしていました!
ルイボスティーには抗酸化作用のあるポリフェノールが豊富なので、卵子の老化を防ぐ効果が期待できるそう…。
ルイボスティーはノンカフェインなので妊娠中や授乳中にもおすすめです。
現在1歳の娘も飲んでいます♩
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葉酸サプリ摂取
妊娠中に葉酸が大事とは聞いたことがあるけど、妊活中から葉酸を積極的に摂るのはなんで?
妊活を意識しだした頃、私はこんな疑問を持っていました。
妊活中から葉酸を積極的に摂りたい理由
葉酸(Folic Acid)は、ビタミンB群の1つで、細胞を作るために必要な核酸を合成したり、赤血球の形成に大きく関わるビタミンです。
(中略)
妊娠初期(妊娠4~12週)は、胎児の脳や脊髄を作られる時期です。
この時期に、しっかり葉酸を摂ることで、二分脊椎症や無脳症などの神経管閉鎖障害の発生リスクが減らせます。
これはごく初期であり、妊娠に気づかない時期でもあることと、葉酸はすぐには作用しないため、赤ちゃんが欲しいなと思ったら、葉酸をしっかり摂っていく必要があります。
一般社団法人 母子栄養協会
このことを知った私は葉酸について調べ始め、サプリで補うようにしていました。
普段の食事から必要な摂取量を賄うのは難しいから、サプリを併用することにしました!
飲んでいた葉酸サプリはこちら♩
楽しみな予定を作る
妊活中は、積極的に特別なイベントも取り入れて楽しみな予定を入れたり作ったりするようにしていました!
こんなことをしました♩
- 有名な花火大会に行く
- 旅行に行き、ずっと行きたかったお宿に泊まる
- 友人の結婚式に出席する
- 夏休みに帰省して友人とランチする
などなど…
私の場合ですが、妊活ってなかなかポジティブな気持ちで向き合うことができなくて…。
妊活だけに集中してしまうと、ダメだったときがとても苦しかったです。
でも、自分の大切な人たちと一緒に楽しい時間を過ごしている間は、妊活のことを忘れていられたんですよね。
妊活をしていてつらいな…と思うことが続くときには、要所要所で自分へのご褒美として楽しみな予定をどんどん入れていくのが私には合っていました♩
妊娠したらやりにくいことに積極的にチャレンジしましたよ~!
ジムに行って運動不足を解消する
私は運動が得意ではなくアクティブな趣味もないので、常に運動不足な人間です…。
でも、運動不足って心にも体にも、何も良いことがないですよね。
そこで夫と一緒にジムに入会し、週末は少しの時間でもジムに通うようにしました。
無理ない範囲でバイクを漕いだりウォーキングしたり…。
夫と二人でヨガのレッスンに参加したこともありました!
運動が苦手な私ですが、いざ体を動かしてみると、意外にも気持ちいい!楽しい!と感じるようになりました。
落ち込んだときも気分転換になったので、行ってみて良かったな~と思っています。
運動後は大浴場でさっぱりすっきり~♩
マイナスな感情は溜め込まずに吐き出す
妊活中は、つらくて気持ちが沈むことが多かった…。
治療自体でつらかったことも沢山ありましたが、私が一番つらかったのは、仲の良い友人の妊娠報告でした。
- 私より後に結婚した子が先に妊娠した…いいな…。
- 私はまだ一人目を授かっていないのに、もう二人目を妊娠したの?
- なんで不妊治療しなくてもあの子は自然妊娠できるんだろう…。羨ましい。
こんな感じで、かなりブラックな人間になっていました…。
「友人の幸せな報告を素直に喜べないなんて、なんて私は最低な人間なんだろう…。」とさらに落ち込んでいくんですよね。
でもこんなマイナスな感情も、夫に吐き出すことで、たとえその場しのぎでも楽になりました。
夫に自分のありのままの感情を吐き出して受け止めてもらうことで、
- 自分の気持ちを客観的に感じることができる
- ブラックな自分なことも認めてあげることができる
ようになりました。
そうすることで、また気持ちを切り替えて妊活に取り組むことができるようになったと思っています。
まとめ
多嚢胞性卵巣症候群と診断された私が妊活中にしていた、
- クリニックでの治療の内容
- 日常生活で意識していたこと
についてご紹介してきました。
実際に治療をしていた者の意見として、今すぐでなくともいずれ子どもを授かりたいとお考えの方は、まずは一度婦人科を受診し自分の体の状態を知っておくのが大事だと感じています。
ただし、医療保険の加入を検討されている場合は婦人科の受診前に加入することをおすすめします。
私の場合、多嚢胞性卵巣症候群の診断後に医療保険に加入したので、保障内容に一部制限がついてしまいました…。
個人的には、妊娠前の医療保険への加入がおすすめ!
詳しくはこちらの記事へ
同じように多嚢胞性卵巣症候群にお悩みの方にとって、この記事が参考になるものであれば幸いです。
最後までご覧くださり、ありがとうございました。