2020年夏に第一子の娘を出産しました、やむやむです!
結婚式や新婚旅行が済み、子どもが欲しいな…と思いながらもなかなか授かることができずにいた私。
少しずつ不妊治療も始め、何となく沈んだ日々を過ごしていました。
不妊治療の経験談についてはこちら
そんな中、2019年秋に妊娠が判明しました。
妊娠が確定したときは本当に嬉しくて、妊婦生活や産後の新しい家族での暮らしのことなど、不安ももちろんたくさんありましたが、楽しみなことはそれ以上にありました。
ですが、私の妊婦生活は全く想像とかけ離れてしまいました。
それは、
切迫流産・切迫早産による、長期の入院・自宅安静生活
があったからです。
加えて、コロナ禍というダブルパンチでした。泣
この記事では、実際に長期入院・自宅安静生活を送っていた私の経験談から、妊娠トラブルにより不自由な日々を送っている方に、少しでも気持ちの切り替えになるきっかけをお届けできればと思います。
- 切迫流産、切迫早産の経過が気になる
- 妊娠トラブルによる自宅安静や長期入院の過ごし方が知りたい
- 自宅安静や長期入院に向けたおすすめアイテムが知りたい
切迫流産・切迫早産の経過
妊娠初期の私は幸い悪阻が無く比較的体調が良い状態で毎日過ごしており、仕事にも変わらず通っていました。
姉がひどい悪阻で激やせしたのを見ていたので、
自分はなんてラッキーなんだ!!
と考えて、ある意味能天気な妊婦だったと思います。
不妊治療からの妊娠だったので、幸せな気持ちでいっぱいでした。
そんな中、突然切迫流産と診断されてしまいました。
切迫流産の診断
能天気に過ごしていた私に最初の試練がやってきました。
それは『切迫流産』でした。
切迫流産とは?
胎児が子宮内に残っており、流産の一歩手前である状態を「切迫流産」と言います。前述の「流産」は妊娠継続不可能ですが、「切迫流産」は妊娠継続できる可能性があります。
公益社団法人 日本産科婦人科学会ホームページ
切迫流産は、妊娠22週までに上記の状態になった場合に診断されます。
切迫流産と診断され、私は2回の入院と自宅での絶対安静を命じられました。
そのときの状況について、以下にまとめます。
当時の状況
- 症状
- 出血
- のちに絨毛膜下血腫と診断
- 出血
- 診断時期
- 2019年12月
- 妊娠週数
- 9週(妊娠3ヶ月)
- 入院期間
- 1回目:4日間
- 2回目:10日間
- 1回目の退院後に自宅安静期間を経て職場復帰したところ、再び出血があったため再入院
- 自宅安静期間
- 18日間
当時派遣社員として働いていたものの、出勤できない日が続いてしまったため、そのまま代務者を立てることになり私はクビに…。
このときは2019年12月。
年末年始は帰省をして家族や友人との予定をとても楽しみにしていたので、それがなくなって余計につらかったことを覚えています。(そのまま年明けからコロナ禍…。結局妊娠してから現在までの2年以上、一度も帰省できておりません。泣)
この切迫流産期間は、とにかく日々不安でいっぱい。
病室で泣いてしまうことも多々ありました。
それでも、入院中は夫や母、義母がお見舞いに来てくれて励ましてもらったり、大部屋だったため他の妊婦さんとお話して気を紛らわしたり、何とかやり過ごしていました。
切迫早産の診断
切迫流産と診断されてから入院と自宅安静の日々を過ごしていましたが、そのおかげで年明けには出血することもなくなりました。
少しずつ、「これが胎動かな?」と感じる瞬間も増えていきました♩
無事に安定期と言われる時期を迎えましたが、コロナ禍ということもあり基本的には自宅で過ごす毎日でした。
そんなとき、お腹が痛くなることが多くなってしまいました。
そのときは感覚がつかめていなかったのですが、のちにこの痛みが「張り」が原因だったと分かります。
不安でクリニックに受診したところ、『切迫早産』と診断されました。
切迫早産とは?
切迫早産とは早産となる危険性が高いと考えられる状態、つまり早産の一歩手前の状態のことをいいます。子宮収縮(お腹のはりや痛み)が規則的かつ頻回におこり、子宮の出口(子宮口)が開き、赤ちゃんが出てきそうな状態のことです。
公益社団法人 日本産科婦人科学会ホームページ
切迫早産は、妊娠22週0日から妊娠36週6日までに上記の状態になった場合に診断されます。
切迫早産と診断され、私は2回の入院と自宅での絶対安静を命じられました。
そのときの状況について、以下にまとめます。
当時の状況
- 症状
- お腹の張り、痛み
- 診断時期
- 2020年3月
- 妊娠週数
- 24週(妊娠7ヶ月)
- 入院期間
- 1回目:4日間(24週)
- 2回目:28日間(32週~36週)
- 自宅安静期間
- 診断されてから入院期間を除き臨月前(妊娠35週6日)まで
切迫早産になってつらかったのは、コロナ禍でもあったことでした。
感染対策のため、私が入院したクリニックはその頃から、
- 立ち合い出産不可
- 産前・産後問わず入院者との面会不可
- 診察の付き添い不可
を徹底されていました。(家族からの荷物受け渡しは、すべてスタッフを介す必要がありました)
そのため看護師さん・助産師さんとしか話す相手がいなく、大部屋のため夫と電話することもできなかったのが本当に精神的に苦痛でした…。
それでも妊娠期間の終わりが見えてきていたので、「赤ちゃんと一緒に頑張ろう!!」という前向きな気持ちで過ごすことができました!
とは言っても、苦痛なことには変わりない!
次項からは、私が少しでも快適に・心穏やかに過ごすために実際に準備していて良かったものについてご紹介したいと思います♩
準備して良かったもの
切迫流産・切迫早産と診断されたら、絶対安静が基本となります。
それでも、少しでも快適に・心穏やかに過ごしたい。
私は何を準備して過ごしていたのか、ご紹介します!
入院生活
①医療保険の加入
医療保険の加入は、妊娠前でないと加入できない場合も多いと思うので、妊娠前からの準備となってしまいますが…。
私の場合結果的に4回も入院することになったので、医療保険には本当に本当に助けられました!!
それまで入院経験がなくお金がどれくらいかかるかもわかっていなかった私は、
入院費が高かったらどうしよ…仕事も行けてないのに…
と、かなり怯えていました。
でも実際は医療保険に加入していたおかげで、入院費を差し引いても手元に残る金額のほうが大きかったです。
切迫流産での入院でおよそのイメージがつかめたので、その後切迫早産で入院したときはお金の不安は一切なかったです!
もちろん順調なマタニティライフを過ごされる方も多くいらっしゃると思いますが、妊娠を考えている方は一度医療保険についても検討しておくと安心なのではないかなと思います。
②Wi-Fiレンタル
切迫流産・切迫早産での入院期間は、張り止めの点滴でつながれ原則寝たきりのため、本当に制限ばかりの日々でした…。
そうなると、できることと言えばスマホをいじるくらいでした。泣
それなのに私が入院したクリニックはWi-Fi設備が整っておらず、3回目の入院まではスマホの速度制限に苦しみました。
4回目の入院は長期になることが想定されていたので、入院が決まったタイミングでWi-Fiレンタルをし、届き次第夫から届けてもらいました。
途中で入院の延長が決まりレンタルの延長手続きもしましたが、スムーズでした!
Wi-Fiがあるおかげで、スマホが速度制限になることなくSNSや映画・ドラマを見て時間をつぶすことができました♩
③飲料と紙コップ
入院中は基本的にベッドとお手洗いの往復しかありません。
そのため自販機で自分で飲み物を買うことはできなかったので、夫からの受け渡し荷物の中に水をたくさん入れてもらっていました。
毎回コップを洗うのも難しいので、紙コップを使い捨てにして飲むのがおすすめです!
④おやつ
入院中のわずかな楽しみといえば、食事!
クリニックで出される入院食はとっても美味しかったのですが、ヘルシーが故にお腹が減ってしまうこともしばしば…。
そこで、夫からの受け渡し荷物の中にはこっそり毎回おやつを入れてもらっていました。
- おやつの持ち込みは自己責任です
とは言え、おやつばかりだとさすがに体重増加も気になる…という方には、デーツがおすすめです!
デーツとは、食物繊維や鉄分、カルシウムなど妊婦さんに嬉しい栄養素が豊富な果物です。
甘くて満足感があるので、一日2~3粒食べていました♩
自宅安静生活
①自分に合ったマットレスと抱き枕
自宅安静生活でも、基本的には布団で横になっていることが多くなります。
当時、安めのマットレスを使っていたのですが、
横になっている時間が長いと体がバキバキでつらい!!泣
途中でお高めのマットレスに買い替えてからは、長時間横になっていても大丈夫になりました!
妊娠週数が進みどんどんお腹が大きくなってくると仰向けに眠るのも苦しくなってくるので、抱き枕を使って横向きになることが多かったです。
抱き枕は授乳クッションにもなるので、産後も大活躍でした!
②食洗機
切迫早産の間は、立っている時間が長いとすぐにお腹が張りがちでした。
我が家は妊娠前から食洗機を使っていたので、妊娠中も食器洗いの手間を省き、お腹の張りを減らすことができました!
産後の今も食洗機がなかったらと思うとゾッとするくらい、お世話になっております!
③Amazon Prime Video
横になりながらでも見られるテレビには助けられました。
我が家はAmazon Prime Videoを契約していたので、ドラマや映画を観ながら過ごしていました。
コロナ禍で毎日不安を駆り立てるようなニュースばかりだったので、現実逃避できたのも良かったです!
以上、実際に長期入院と自宅安静を経験した私が、準備して良かったものをご紹介しました!
少しでも参考になっていれば嬉しいです!
まとめ|切迫流産・切迫早産と診断され不安な気持ちで過ごしている方へ
妊娠が分かったときは嬉しい気持ち・幸せな気持ちでいっぱいだったのに、切迫流産・切迫早産と診断され、入院や自宅安静でじっと過ごしている間は、そんな気持ちも忘れるくらい先が見えず不安な気持ちでした。
あの頃一番考えていたのは、
これからどうなってしまうのか?
自分は、無事に赤ちゃんを出産できるのか?
ということでした。
同時期に妊娠していた友人は仕事もしながら問題なく過ごしている(ように見える)のに、「どうして私は…」と比べてしまうことも多かったです。
でも産後の今思うのは、毎日不安でいっぱいだった日々も、落ち込んでは元気になってを繰り返していた日々も、過ぎてしまえばあっという間だったな、ということです。
そのときは本当につらいですし、いつまでこの生活が続くんだろうと思いますが、プラスに考えれば、制限がある中でもあんなに自分だけの時間を過ごせたのはとても貴重でした。
娘のお世話に追われる今、「ひとりになりたい…」「横になって休みたい…」と思ってばかりです。泣
入院生活も自宅安静生活も人生最後の夏休みだと捉えて、出産前の貴重な自分時間にできる限りのやりたいことをやっちゃいましょう♩
そして無事に出産し我が子に会えたときには、頑張って命を守り抜いた自分を存分に褒めたたえましょう!
すべての妊婦さんが、無事に赤ちゃんを出産し幸せいっぱいに包まれるよう祈っています…!
最後までご覧くださり、ありがとうございました。